代表・頼本 ちひろ
建部獣皮有効活用研究所のホームページをご覧いただきありがとうございます。
代表を務めさせていただいております、頼本ちひろと申します。
アパレルの仕事をしていた関係で、革に触れる機会が多く、また自身も革を扱ったモノづくりをしていました。
ある時鳥獣害問題から獣皮が廃棄されている事実を知り、「もったいない」と衝撃を受けました。
「なんとか活用する道はないのだろうか」
ということで、個人的に知り合った猟師さん、獣皮を鞣して利用している方に話を聞いているうちに、課題も見えてきました。
・捕獲する季節や個体によって革の質の変動が大きいこと。
・傷や穴が開いてしまう場合が多いこと。
・鞣す技術も必要になってきます。
しかし、市場にほとんど流通していない猪や鹿の革はとても貴重なものでもあり、
豚や牛とはまた違った良さがあります。
管理された家畜の革と違い、一点ずつ状態が変わってくるので扱いが難しい面もあります。
しかし、それ以上の魅力と可能性を秘めています。
獣皮を有効に活用し、地域に還元できるようにすること、それが私たち目指す活動です。
獣皮コーディネーター・頼本 徹
2016年から岡山市建部地区に岡山市地域おこし協力隊として移住し、
地域の方と一緒に活動し、中山間地域の活性化に向けた活動をしてきました。
中山間地域の共通した問題である高齢化による担い手不足、
若い世代の都市部への移動などの問題を目の当たりにし、
「今できることは何か」ということを考えてきました。
雇用を増やすことやインフラの整備など現状を改善するための課題はたくさんあります。
しかし一個人や小さな団体ができることは限られています。
何事もまず大切なのは多くの人に「知ってもらうこと」。
地域の魅力を伝え、交流人口を増やすための取り組みを目指します。